magnifika's world cruise 2006 No.41-5 table napkin folding class /ナプキン折り方教室&
my favorite museums index 美術館目録
magnifika's world cruise 2006 blog index・世界一周ブログ目次
2007/01/07(Sun) 21:03 他サイト掲載
world cruise 2006 No. 41 To Dover 2nd day
2006年5月27日 ドーバーへ 2日目
ナプキンの折り方教室] 9:00
ヘッドウエイターが開いてくれたナプキンの折り方教室。
いつもテーブルに美しく折られたナプキンがセッティングされていて興味津々だったので待ってましたとばかりの参加。以下が教室で学んだ折り方。
② Candle 赤縁取りの白ナプキンで折るとX'masに最適
③ Rose 低い折り方が相応しいテーブルに。バラの花の形
④ Lily 文字通りゆりの花の形で華やかで丈が高い。
⑤ Bishop's hat 大げさでなく和食のセティングにも合う。
⑥ Star 星型の華麗な折りかた
⑦ Lily (casa blanca) カサブランカ
毎日船のウエーターたちは一人が40人分を折っているのだそうだ。教室のあと食事のたびにナプキンを崩して使用するのがもったいなくおもわれる。
帰宅後は折に触れこの日の楽しい教室の雰囲気を思い出しながら写真(world cruise No.41-1~No.41-4)のようにテーブルを飾り、友人や家族と華やかな雰囲気を楽しんでいる。
[ドナルド・キーン現コロンビア大学教授講演会] 10:00
演題「戦後の日本文学」
戦後から1960年までを戦後文学と区切り講演。「細雪」の検閲、多忙を極めた高見順、なんと西田幾多郎の7巻の哲学書がベストセラーになった時代などなど。よだれの出るような面白い話ばかり。そしてお得意の三島由紀夫をめぐるエピソード。森鴎外を尊敬していた三島由紀夫はギリシャ文学にも惹かれてゆく。ギリシャ文学の影響から人間の肉体にめざめる。ボディビルディングを始めることによりひとつの作品としての肉体をめざしたこと。「潮騒」にはこのギリシャ文学の影響が顕著にでている。そういわれると「午後の曳航」にもその影響が色濃く出ていると思う。
三島由紀夫の原稿の美しさは比類なきものだったと言う。ほぼ活字に近く、本人は出版社への礼儀と心得ていたという。
自死直前(キーン氏は"自殺"と表現されたが)「三島展」を催した。後から思うと自分の文学、人間、演劇、道徳観、などについての集大成だったのではないか。「弁当は"食べる"のではなく"使う"ものだ」などと言葉にはやはりまじめな人だったとのお話。
私もよく三島由紀夫が夏をいつも過ごしたという海辺のホテルに滞在するのだが、そこに滞在する間そこここに三島の作品のふとした場面そのままが目の前に顔を出すのに驚く。視覚や聴覚や空気までシャープに文字にできた天才だったのだと思う。しかし「『恋の都』は収入のために書いた作品なのですよ。三島由紀夫にもそんなこともあったのですよ」というキーン氏の言葉に近しさを感じた。日本人より日本文化の造詣が深く、日本人より美しい日本語の話術に長けた同氏のスケールに学ぶことが多くあって感銘を受ける。
[日本丸との遭遇] 11:30 パームコートラウンジにて
左舷側の窓際で本を読んでいてふと顔を上げると1.3kmほど向うに三井商船の「日本丸」が並走している。間もなくキャプテンのアナウンスがあり、やはり世界一周で次の寄港地グリニッジに向かっているという。30分ほど並走しお互いに航海の無事を祈る汽笛を3回鳴らして分かれる。日本丸の方たちもよい航海を!
夜はウクライナから来たヴァイオリニスト・オルガという美しい白系ロシア人のコンサート。外国の若いお嬢さんたちは媚がきつくてそれがちょいとくどい。口直しの欲しくなるデザートみたい。
明日はドーバー。たのしみだな~